今年の1月から2月まで世界13ヶ国を回って来ました。
健全な成長を続けるマレーシアにシンガポール。
戦争が終わり好景気に沸くスリランカ。
オイルマネーが流れ込むレバノン。
世界にはまだまだ景気の良い国は存在する。
こんな国に資金を投資すれば当面は安泰だろうなと思う。
特にこのような国たちが成功しているのは外の世界からの資金と頭脳の取り込み。
魅力的なプロジェクトを立ち上げることや世界のスタンダードを取り入れることで
競争力をつけようとしている。
たとえば、航空業界。
マレーシアのローコストキャリアのエアアジアはここ5年で数倍の規模に成長した。
スリランカにもたくさんのローコストキャリアが就航しアラブやヨーロッパから観光客を取り込んでいる。
シンガポール、ドバイ、レバノンにしても同じ。
一方で、日本のことを考えると全体が保護主義に陥っているように感じて活気がない。
航空業界にしてもJALを守ることが最優先の課題で魅力が全くない。
アメリカの真似をしても既に時代遅れ。 アメリカン航空やデルタ航空に乗ってみればいかにひどいかわかる。
他の産業も似た構図が多くある。
もう日本は手遅れになって来ているのではとさえ思う。
早急な移民政策でもすればいいのだろうがその兆しすらない。
早いうちに破産してリセットボタンを押せば景気も良くなるかもしれない。
僕が育って来た国で愛着があるだけにとても残念でならない。
唯一の救いは僕のところに海外で生活したいって希望する相談メールが最近良く届くこと。
日本の内側にいてはなかなか現状がわからないからねぇ。